サウナは健康に良いしリフレッシュされるとしてブームになっています。
特にサウナで整う体験をしたいと思っている人も多いです。
ただし、それは危うい面もあるのでしょうか?サウナで疲れたという話をよく耳にします。
今回はなぜサウナが疲れるのかを解説していきます。
サウナで疲れる理由
サウナで疲れる主な原因は4つあります。
- 汗を大量にかくこと
- 消費カロリーの多さ
- サウナ室でのストレス
- 寒暖差による血圧の上下
詳しく見ていきましょう。
汗を大量にかくこと
サウナでは大量に汗をかきます。
個人差はありますが、例えばサウナ10分、水風呂2分、休憩10分の1セットで大体300mlから400mlの汗をかくとされています。これを平均的なセット数である3回行うと最大1200mlの汗をかく計算になります。
個人差など色々な条件はありますが、1時間走った場合、例えば1キロ5分ペースにして、気温22度、無風、湿度55%の環境だと1200ml失われるとされています。
これで疲れないわけがありません。
消費カロリーの多さ
サウナで疲れる原因は消費カロリーも関係しています。
サウナを3セット行うと大体1時間になるので個人差はありますが150kcalから200kcalを消費します。
30分走ると疲れますよね。
サウナ室でのストレス
サウナはストレス解消にとても良いです。しかしそれは適切な時間とセット回数を行うことで得られます。
これを個人の限界を超えて行うと逆にストレスが溜まってしまいます。
自分の限界をよく考え、感じて調整しましょう。
寒暖差による血圧の上下
高温のサウナ室から冷たい水風呂に入ると血圧が激しく上下します。
サウナでは血管が拡張しますが、冷水に入ることによって血管が収縮します。こうした血管が拡張したり収縮したりする行為を何度も行うのは危険が伴います。
もちろん健康な人が適切な回数行えば良いのですが、そうでない人、例えば基礎疾患に高血圧症や呼吸器疾患、貧血などを持っている方は気をつけて下さい。
サウナで疲れる人の特徴
サウナで疲れる人の特徴はサウナに入る前に既に過度に疲れている人です。
仕事などで慢性的にストレスや疲れを抱えている人はサウナに入るのは止めましょう。
また水分補給も大事です。
水分補給をしていないとサウナで疲れることになってしまいます。
日頃、水分が足りていない人は入る前に、足りている人はサウナを終えた後にたっぷりと水分補給をしましょう。
あとは、最初にも触れましたが自分の限界を知らない人です。自分の限界を超えてサウナを行えば返って疲れる原因になります。
サウナで疲れるときの対策
サウナで疲れる時の対策は自分に合ったサウナの入り方を行うことと水分補給をたっぷり行うことです。
もともと健康に良いとされているサウナですが、やり過ぎは禁物です。
今まで運動を全く行っていなかった人が急にハーフマラソンを行うようなものです。
サウナは自分の限界をよく感じて入るようにしましょう。そして徐々に慣れてきたら回数を増やすようにしましょう。
サウナに入っていい状態
サウナに入っていい状態は健康で疲れていない時です。
サウナで整うことは非常に体力を消耗します。既に体力を消耗している人がそれをしたら危険です。
日頃、仕事や勉強で疲れている方は休日の疲れていない時に行いましょう。
あとは基礎疾患に高血圧症や呼吸器疾患、貧血などを持っている方です。
最後は、見落としがちですが酔っ払っている人も入ってはいけません。
サウナで整うのと疲れるは違う
サウナで整うことと疲れることは違います。
ただし、整うことは結果的に疲れることになります。
サウナで整うことが危ないパターンを書いた以下の記事を参考にしてみて下さい。
サウナに毎日入るのは危険?
サウナに毎日入るのは一般的には危険です。
慣れている方なら問題ありませんが初心者などは危険なので徐々に慣らしていきましょう。
詳しくは以下の記事を読んでみて下さい。
サウナで死亡することはある?
サウナで死亡した例は沢山あると推定されています。
これは寒暖差によるヒートショックが原因のことが多いです。
詳しくは以下の記事を御覧ください。
正しいサウナの入り方
サウナの正しい入り方は以下の手順です。
- シャワーを頭から浴びて身体を洗う
- 体を拭く
- ①サウナ室で8分から12分
- ②汗を拭き水風呂に1分間入る
- ③体を拭き休憩を5分から10分取る
- ①②③のサイクルを3回繰り返す
- シャワーで熱を取ると同時に汗を流す
- 体を拭く
- 水分補給
- タオルを掛け30分横になる
詳しくは以下の記事を御覧ください。
まとめ
サウナで疲れるのは
- 汗を大量にかくこと
- 消費カロリーの多さ
- サウナ室でのストレス
- 寒暖差による血圧の上下
でした。
更には危険なことになる可能性も十分にあります。
自分の体の調子をよく感じて調整するようにしましょう。