健康的に良いという理由やリフレッシュになるという理由で近年サウナブームが起こっています。
サウナで整うためにはサウナから水風呂、外気浴という手順を3セット行うのが良いとされていますが一方でヒートショックによる死亡例も多発しています。
この死亡する原因のヒートショックは水風呂と関係しているのでしょうか?
今回はサウナの水風呂で死亡するのかを深掘りして解説していきます。
サウナの水風呂で死亡ってあるのか?
サウナの水風呂で死亡したケースは調べた限り見つかりませんでした。ただサウナ中やサウナを行ったあと浴槽に入って死亡したケースは多いです。
サウナが直接関係したかどうかは不明ですが浴槽での年間の死亡件数は年間1万9千人いるとも推計されています。これは交通事故の死亡件数の4倍にあたります。
その中でも多いのは冬場なのでヒートショックが原因かとも言われています。
フィンランドでサウナの水風呂で死亡した例はある?
フィンランドでは、比較的まれではありますが、サウナ水風呂に関連して死亡する事件が発生しています。
有名な事件としては、2010年にフィンランド人男性がサウナ水飲み大会に参加した後に死亡した事件があります。
この男性は、高温のサウナに長時間入りながら、数リットルの水を摂取していました。
この事件をきっかけに、極端なサウナや水浴びに伴うリスクへの認識が高まりました。
また、2018年には、フィンランドの男性がサウナを出た直後に凍った湖に飛び込んで死亡するという、メディアの注目を集めた事件も。
これは、急激な温度変化によるショックが死因となったと考えられています。
こうした事件は痛ましいものですが、比較的まれなことであり、フィンランドではサウナや水風呂に関連する死亡事故は一般的に珍しいことです。
なぜサウナの浴槽で死亡するのか?
では浴槽で何故死亡するのでしょうか?
そして意識レベルが落ちて湯船に沈み水を飲んで溺死するということです。
これは高齢者や痩せた人、小さなお子さん、飲酒後、ダイエット目的の長時間湯船に使った例が多いです。
サウナで死亡しないようにする対策
湯船で死亡しないようにするには上記のような人(高齢者や痩せた人、小さなお子さん、飲酒後、ダイエット目的)はヒートショックのことをよく知り自分には関係がないと思わないことです。
具体的には
- 湯温を 41℃以下にする
- 浴槽につかる時間は 10 分以内にする
- 浴室に時計を置く
- 半身浴やシャワーを取り入れる
- 入浴後の体温測定を習慣にする
- 飲酒後に入浴しない
- 入浴する際に同居者に声をかける
などがあります。
参考:しもじ通信
サウナ後の水風呂は体に悪い?
サウナの後の水風呂は体に悪いということはありません。むしろ健康に良いです。
サウナに定期的に通っている男性は、それほど頻繁に行かない男性に比べて長生きし、突然の心臓発作で死亡する確率も低いという論文が米国医師会雑誌(内科学)で発表されています。
サウナと水風呂と外気浴の効果
サウナと水風呂では「交感神経系」が優位に働きます。一方外気浴は「副交感神経系」が優位に働きます。「交感神経系」が優位に働く水風呂のあとに外気浴を行うことで「副交感神経系」を優位に働かせ自律神経のバランスに良い訳です。
詳しくは以下の記事を読んでみて下さい。
サウナに毎日入るのは危険?
サウナに毎日入るのは危険です。徐々に慣れてヘビーサウナーになった方は別ですが普通の方は毎日入るのは止めましょう。
詳しくは以下の記事を読んでみて下さい。
まとめ
日本ではサウナの水風呂で死亡したケースは調べた限り見つかりませんでした。
ただ冬場にヒートショックで死亡したと思われる事故は年間1万6千件と交通事故死の4倍あります。
この寒暖差による死亡はサウナと水風呂の関係によく似ているので非常に注意が必要です。
対策としては
- 湯温を 41℃以下にする
- 浴槽につかる時間は 10 分以内にする
- 浴室に時計を置く
- 半身浴やシャワーを取り入れる
- 入浴後の体温測定を習慣にする
- 飲酒後に入浴しない
- 入浴する際に同居者に声をかける
でした。
ヒートショックは自分には関係ないと思わず十分に注意するようにしましょう。